人はいつの頃からか、自分と他人との違いを見つけることに意識を集中するようになってしまっているようです。
そして、他人よりも自分の方が優れていれば優越感に浸り、劣っていれば卑屈に陥り苦しむ。違いに集中することで自分を不幸にしてしまっているのです。
これまでの人生の流れのなかで、人は自分との違いを見つける名人になってしまいました。

でも、あなたと他人の間には違いしかないのでしょうか？
いいえ、同じところだってたくさんあるはずです。
誰だって悪口を言われればいやな思いをします。怪我をすれば痛いと感じます。あなたと同じように傷つき、悲しみます。
誉められれば喜び、愛する人と一緒にいれば幸せを感じます。あなたと同じように喜び、感動しています。
そして、自分と他人の同じ所を見つめたとき、あなたの中に愛がうまれます。あなたの周りの人すべてを自分のことのように愛することができるようになります。
すべての人があなたと同じように喜び、悲しんでいるのだということを理解したとき、あなたは本当に幸せになれるのです。

今からでも遅くはありません。自分と他人の同じ所、さらに一歩進んで、自分よりも優れているところを見つけて称賛する練習をしてみませんか？
それは、あなたを幸せにする練習でもあるのです。